地震
2016.04.19
4月14日以降、揺れが繰り返していますが皆様ご無事でしょうか。
先月14日に坂ノ市圏 地域ネットワーク会議に参加してきました。そこで大分県災害ボランティアコーディネーターの西郷彰英さんから防災について色々と教えていただきました。その内容を一部、紹介したいと思います。


(1) 避難時の注意事項
・ 非常時に避難する際は、せめて1日分の飲料水などをもって逃げましょう。
・ 地震で避難するときは家のメインブレーカーを切りましょう。
・ 大雨のとき増水していたら、棒や杖で足元を確認しながら避難しましょう。
・ 避難持ち出し品はリュックにつめ両手が使えるようにしておきましょう。
・ 必ず靴をはいて避難しましょう。
・ 避難は、なるべく早く慌てずに落ち着いて。



(2) 被災教訓
・ 1−3−6
1分以上大きく揺れたら津波が来るかもしれません
3階立て以上の建物へ
6時間は避難する



(3) 避難持ち出し品の参考リスト
飲料水(1日2L、夏場は3Lを目安に)
乾パン、ビスケット
ご飯パック
チョコレート
カップラーメン
缶詰(缶切り不要タイプ)
タオル
懐中電灯
LEDランタン
ライター
印鑑、通帳、現金
応急手当てセット(カットバン、綿棒、傷薬など)
持病の薬
入れ歯
ポータブルラジオ


その他、東日本大震災の際には感染症で苦労したと聞いています。上記のほか、手指衛生用のウェットティッシュや消毒用アルコールがあれば便利かもしれません。また、体温が下がると感染に弱くなります。暖がとれるようなブランケットも重宝するでしょう。

幸い当院に大きな被害はなく通常診療を続けております。皆様、お薬を切らさないようにご注意ください。
最後になりましたが、被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。また、1日も早く平穏な日々が戻ることを祈念しております。
2016.04.19 10:40 | 固定リンク | 随想
なでしこJAPAN
2016.03.10
皆様、今日は。

リオデジャネイロオリンピック女子サッカー予選、テレビで応援していましたが残念な結果に終わってしまいました。試合後の選手たちの表情から悔しさが伝わってきました。なぜか2011年ドイツW杯での勇姿や、W杯の試合後に世界中からの支援に謝意を表していた彼女たちの姿が思い出されました。勝っても負けても彼女たちは私たちの代表なのですよね。
明日で東日本大震災から5年です。被災された皆様に心よりのお見舞いと、1日も早い復興を祈念申し上げます。
景晶

2016.03.10 16:49 | 固定リンク | 随想
ノロウイルス感染の予防
2016.02.04
寒さが続いていますが、皆様お変わりありませんでしょうか。今日はノロウイルスによる感染性胃腸炎にかからないようにするための注意点を記します。

1. 食中毒について

ノロウイルスで汚染された食べ物で感染することがあります(糞口感染)。自然界では、ノロウイルスは牡蠣などの2枚貝に潜んでいます。ノロウイルスは熱に弱く851分以上加熱すると感染力が失われます。

2. 公衆施設の利用について

多くの人が利用する駅や学校の共同トイレなどの環境は、流行期にはノロウイルスで汚染されていることがあります。ノロウイルスはアルコールに対して抵抗力があります。公共施設を使用した後は、流水や石鹸で手を洗いましょう

3. 吐物や汚染された環境の清掃

ノロウイルスによる胃腸炎にかかってしまうと、嘔吐することがあります。吐物が乾燥すると粉塵となって舞い上がり、感染の原因となりえます。また、ノロウイルスは塩素系の消毒薬で感染力を失うため、吐物は塩素系の消毒薬を用いて処理します。下の図に例示した消毒薬をバケツにつくり、新聞紙やペーパータオルを浸し軽く絞ります。これで吐物を被い、拭き取った後に破棄してください。この際、手が汚染しないよう使い捨ての手袋を使用しましょう。

     

(注)図は商品名の例です。以下を参考にして消毒薬を希釈してください。

10倍:900mlの水に対して100mlの消毒薬

50倍:980mlの水に対して20mlの消毒薬

250倍:996mlの水に対して4mLの消毒薬

2016.02.04 08:30 | 固定リンク | ノロウイルス

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