方言

先日は細雪が舞っていました。寒い日々が続いていますが、皆様お変わりありませんでしょうか。大分の冬をはじめて経験するのですが、ここまで冷え込むとは想像していませんでした。昨年までは北海道に住んでいたので寒さには慣れているはずなのですが….
今日は、北海道の病院でよく耳にした方言をいくつか紹介したいと思います。

1.「こわい」
内科医の私はよく耳にしました。「疲れる」の意味です。全身倦怠感を訴える際に、「体がこわい」というように使われます。何かを恐れているわけではありません。

2.「やむ」
「痛い」の意味です。「先生、最近腹がやんでさー、飯も食えねぇ。」と、お酒好きの漁師さんによく言われました。「頭やみがします。」など、若い女性も一般に使用します。

3.「いずい」
「目がいずいんです。」この意味わかりますか?北海道方言辞書には、「気持ちが落ち着かない」、「不愉快である」と記載されています。漢字では「居辛い」と書くそうです。

4.「にやにやする」
決して可笑しいわけではありません。標準語にするのが難しいのですが、強いて訳すなら「違和感」、英語ではdiscomfortでしょうか。

5.「あずましくない」
北海道以外では全く通じませんよね。実はこれ、年配の方がよく使われる方言で、「居心地がよくない」、「気分が落ち着かない」の意味です。例えば、ゴムがのびた下着をはいてしまった時に、「このパンツあずましくねぇ」という使い方です。患者さんの「なんかあずましくねぇ」は、「自分ではどこが悪いのか伝えられませんが、何か落ち着きません。どこか悪いのでしょうか?」というニュアンスです。

「よだきい」や「喉の奥がはじかいい」など、大分にも独自の表現がありますね。これからも色々覚えていきたいと思っています。

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