食について

寒い日が続いていますが、皆さん、お変わりありませんか。
今日は食について綴ってみたいと思います。この仕事をしていると、食について考えさせられます。糖尿病や高血圧症では、カロリーや塩分を制限する必要があります。絶食が治療法の、胃腸の病気もあります。
先日、大分大学内分泌代謝内科、後藤先生の講演を聴く機会がありました。印象深かったので、一部、紹介します。糖尿病を患っている方の中には甘いものが好きな方も多いと思います。現代人は、必要だから食事を摂るのではなく、食べたいという欲求を我慢できないから食事を摂ることがあるそうです。下の写真をみてください。美味しそうですね。

では、こちらはどうでしょう。

床に落ちたケーキです。食べたいという欲求が減りませんでしたか。
人は理性によって、食欲を抑えることができるそうです。食べたいものを我慢して体重を減らし、減った体重を目にすることで喜びがうまれ、食欲を抑えることができるそうです。1日2回体重をはかり、メモすることで体重が減るとも言われています。減量が必要な方は、ぜひ試してみてください。


今、サピエンス全史という本を読んでいます。人類史について、斬新な視点から書かれており世界中で絶賛されているので、お読みになった方もいるかと思います。その中で、何故、現代人は甘いものを貪り食うのか、という考察があります。それは本能で、遺伝子に刻み込まれているからなのだそうです。

戦後、飽食の時代になり、糖尿病をお持ちの患者さんは増え続けています。残念ながら、私たちの体は過剰なカロリー摂取に耐えられるようには進化していません。くれぐれも食べ過ぎには注意しようと、自戒している今日この頃です。

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